昨日は文章力アップのコツとして
詳しく書くということに触れました。
今日は文章のよくある表現について具体例で掘り下げていきます。

例えば
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私はドブに落ちた
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と書いてあった時、どのように感じますか?
・あらあら、落ちちゃったの?笑える~
・かわいそう、痛かったのかしら
・どうせたいしたことないでしょ
・靴は汚れたかな
・特になにも感じない
これは答えがないので 感じ方は自由です
それではこれはどうでしょう
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私はドブに落ちて悲しかった
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いったい何が悲しかったのでしょうか・・・
ではこれは?
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私はドブに落ちた(笑)
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(笑) や (^^) などの顔文字を最後につけてある文章
上の2つと比べてどう感じましたか?
うれしい、悲しい、面白かったなどの感情を直接表す言葉を使うと
急に文章が稚拙に感じてしまうことが多くなります。
昨日のブログの
「彼は背が高い」というのは事実なので
詳細に書くと、情景が浮かぶようになりますが
感情に関してはあまり書かない方が読者に伝わりやすくなるし、
読者が自分の気持ちを入れて、筆者の気持ちによりそうことができるようです。
「私は悲しかった」と書くと
読者はいっしょに悲しまなくてはならないような気分になったり
「私は落ちた(笑)」
と書くと、かわいそうって思ったのに笑わなければならなかったり
自分の意志とは違う感情を持たなくてはならないような気分になることがあるので
共感をしづらくなります。
自由に読んでいただくために、
自分がうれしかったことや悲しかったことは、
「うれしい」「悲しい」という表現をなるべく使わない
小説でも使われるテクニックになりますが
少し意識するだけでワンランク上の文章になっていくでしょう
顔文字や(笑)を使わないようにするだけでもかなり違います。
考えすぎて逆に書けなくなってしまう方は
意識しているだけでもOK
まずは書いて、後から書き換えるのもOKです
よかったら試してみてください。