文章スタイリスト 鈴木あいです
文章はカットで印象が変わります
「多い」
「はねる」
「ボサボサ」
美容院で髪を整えるように
文章もスタイルアップすることができます。
昨日は「が」について書きました。
本日は(かっこ)について言及します。

ビフォー)
荷物重くて、ゴロゴロ(スーツケース)にして良かったなぁ。
何気ない1文ですが、進化ポイントが2つあります
(カッコ書き)を使う時の注意
1つめは「が」です
これについて詳しくはこちら
言ったセリフを重要視したいときにはそのままでいいのですが
そこまで全文のコアに迫らない場合は
入れておいた方が、誤解をまねきません。
次に( スーツケース )
カッコ書きというのは便利なものでつい
使いたくなるのですが、
読者にとっては一度思考が止まることになります。
ためしに音読してみると分かります
「ゴロゴロ、スーツケースにして」と読むか
「ゴロゴロかっこスーツケースにして」と読むか
一瞬迷うのではないでしょうか
アフター)
荷物が重くて、スーツケースにして良かったなぁ。
ビフォーとくらべてみてください
画像が入ったり、前後関係などで
どこを優先するかは変わりますが
この1文だけの読みやすさ。たった数文字で変化しました
基本的に(かっこ)は使わないのがベスト
しかし絶対に使った方がいい時があります
それは次回!
髪の毛は月1でサロンに、文章は?
「多い」「はねる」「ふくらむ」「ボサボサ」「ぺちゃんこ」
どうしてもうまくいかない!そんな時は文章の美容室があったらいいなと思いませんか